オイルシール 不具合事例
★シールリップからの油漏れ
A.リップの異常硬化
1.シール選定不適2.組み込み作業不良 ・潤滑不足／作業ミス
3.仕様限度逸脱
(1)周速が高すぎる
(2)油温・雰囲気温度異常上昇
(3)潤滑不足（希潤滑) ・潤滑油不適 ・ゴム材不適
B.リップの軟化
1.シール選定不適2.使用状態不適／潤滑油種不適
C.リップの異常摩耗
1.相手部品不良(1)軸に発生した傷・欠け・打痕
(2)軸荒さ不適
(3)軸偏心大
(4)取り付け偏心大
2.組み込み作業不良／シールの斜め組み込み
3.使用状態不適
(1)油湿・雰囲気温度異常上昇
(2)周速が高すぎる
(3)異物の噛み込み
(4)潤滑不足（希潤滑）
・潤滑油不適
・ゴム材不適
D.リップ締代の異常低下
1.リップ異常硬化2.リップ異常磨耗
3.使用状態不適
(1)油湿・雰囲気温度異常上昇
(2)潤滑不足（希潤滑）
E.スラッジ付着
1.使用状態(1)油湿・雰囲気温度異常上昇
(2)リップの発熱
・周速が高すぎる
・潤滑油不適
F.リップの破損
1.シール選定不適2.組込み作業不良
(1)組込み時、リップに軸端・治具等が強く接触
・組込み方法不適
・軸・治具形状寸法が不適
3.使用状態不適
(1)内圧異常上昇
(2)油湿・雰囲気温度異常上昇
4.(耐圧シールのリップ破損の場合)使用状態不適
(1)ユニット圧力異常
(2)軸偏心大
G.リップの傷・欠け
1.相手部品不良(1)軸・組込み治具に発生した傷
(2)軸・組込み治具面取り形状寸法不適
2.組込み作業不良／リップと軸のキー溝等の接触
3.組込み条件不適／組込み速度不適
H.リップ反転
1.相手部品不良(1)軸・組込み治具面取り形状寸法不適
(2)軸・挿入治具の表面粗さ不適
2.使用状態不適／内圧異常上昇
3.組込み作業不良
(1)軸挿入時の偏心大
(2)軸の斜め挿入
4．組込み条件不適／潤滑不足
I.パネはずれ
1.相手部品不良(1)軸・挿入治具の面取り形状寸法不適
(2)軸・挿入治具の表面粗さ不適
2.組込み作業不良
(1)軸挿入時の偏心大
(2)軸の斜め挿入
3．組込み条件不適／潤滑不足
J.異物噛み込み
使用状態不適(1)油注に異物混入
(2)外部からの異物混入
K.軸の不具合
相手部品不良(1)軸加工時のリード
(2)軸に発生した傷・欠け・打痕
(3)密封面に発生したピンホール