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ゴム素材特性いろいろ

エピクロル・ヒドリンゴム(ECO・CO:Epichlor Hydrin rubber)

1.メリット

エピクロルヒドリンゴムは、耐油性、耐熱性、耐熱老化性、耐オゾン性に優れ、ガス透過性が優れています。
難燃性もあり接着性もよいですが、
ECOは、COの欠点である低温特性と反発弾性を改良したものです。

2.デメリット

加工性や機械的強度、軟化劣化性にやや問題があります。

3.おもな用途

そのほとんどが、自動車向けです。
・自動車向けの燃料系、潤滑油系、吸・排気系のホースやチューブ
・ECOは、ダイヤフラムなど
・電気特性をコントロールしたプリンター用ゴムロール

4.基本性質

※メーカーによって数値は変わってきます。以下の数値は一般的な数値です。

(1)原料比重 1.27 ~ 1.36
(2)硬  度 60 ~ 85HS
(3)耐熱性(最高使用温度) 170℃
(4)耐寒性(最低使用温度) -20 ~ -35℃
(5)引っ張り強さ 70 ~ 120kg/cm3
(6)伸び率 100 ~ 500%
(7)反発弾性 ○または◎
(8)耐摩耗性 ○
(9)圧縮永久歪み △または○
(10)耐老化性 ◎
(11)耐水性 ◎
(12)耐オゾン性 ◎
(13)接着性/金属 ○
(14)接着性/織物 ◎または○

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