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ゴム素材特性いろいろ

エチレンプロピレンゴム(EPM・EPDM:Ethylene propylene rubber)

1.メリット

耐候性、耐寒性、耐極性、溶剤性、耐無機薬品性、弾性、電気的性能にもすぐれているので、さまざまな用途で使用できます。
そのため、BR、BRに次ぐ生産量です。
また比重が、0.86~0.87と市販ゴムの中で最も小さいのも特徴の1つです。

2.デメリット

接着性・粘着性に乏しく、耐油性に劣ります。
また耐引裂性がやや劣ります。
加硫速度が遅く、ジエン系ゴムとの共加硫性がやや乏しく、 動的発熱性が若干大きいの気になるところです。

3.おもな用途

・自動車用バンパー、自動車内装材、フィルム
・自動車用ゴム部品(自動車用水系ホース、エアー系ホース、
 ウェザーストリップなど)
・工業用ゴム製品
・建築用ゴム製品
・高圧ゴム電線や高圧ゴムケーブルの被覆材

4.基本性質

※メーカーによって数値は変わってきます。以下の数値は一般的な数値です。
(1)原料比重 0.86 ~ 0.87
(2)硬  度 40 ~ 80HS
(3)耐熱性(最高使用温度) 120℃
(4)耐寒性(最低使用温度) -40~-60℃
(5)引っ張り強さ 50~200kg/cm3
(6)伸び率 100~650%
(7)反発弾性 ○
(8)耐摩耗性 ○
(9)圧縮永久歪み ○
(10)耐老化性 ◎
(11)耐水性 ◎
(12)耐オゾン性 ◎
(13)接着性/金属 △
(14)接着性/織物 △

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