ゴム素材特性いろいろ
クロロプレンゴム(CR:Chloroprene Rubber)
1.メリット
ネオプレンという商品名の方が有名なゴムです。合成ゴムの中では使用実績が多いゴムで、強度・耐候性・耐熱性、耐薬品性など、多くの項目でそこそこ以上というのがメリットといえます。
2.デメリット
結晶性が大きいため、低温側で温度に対する硬さ等の依存性が大きいというデメリットがあります。3.おもな用途
・電線電纜、電線被覆・自動車部品
・コンベアーベルト、防塵ゴム、ホース
・ゴム引布、フォームラバー
・一般工業用品
・窓枠ゴム塗料
・接着剤及び一般工業用品など
4.基本性質
※メーカーによって数値は変わってきます。以下の数値は一般的な数値です。(1)原料比重 1.15 ~ 1.25
(2)硬 度 30 ~ 90HS
(3)耐熱性(最高使用温度) 110℃
(4)耐寒性(最低使用温度) -35~-55℃
(5)引っ張り強さ 50~250kg/cm3
(6)伸び率 100~700%
(7)反発弾性 ◎
(8)耐摩耗性 ○または◎
(9)圧縮永久歪み △
(10)耐老化性 ◎
(11)耐水性 ◎
(12)耐オゾン性 ◎
(13)接着性/金属 ◎
(14)接着性/織物 ◎